風間研

研究室の特徴

近年、ショウジョウバエは、システム神経科学に取り組む上で非常に適したモデル動物であることが示されてきました。 その理由の一つに、電気生理学及びイメージングを用いて、脳内の神経細胞の活動をin vivoで記録する技術が開発されたことが 挙げられます。当研究室は、パッチクランプ法を用いた細胞内記録と、多光子イメージングを用いた多数の細胞からの網羅的 活動計測・解析の高い技術を持ちます。 またハエの脳では、神経細胞数が比較的に少ないこと、遺伝学が発達していること、そしてコネクトーム解析が進んでいることから、 多くの細胞が同定可能です。 その為、特定の神経細胞の性質を各個体で繰り返し調べたり操作したりできるという大きな利点があります。 更に、仮想空間内で選択課題を行う個体や、アリーナで自由に行動する個体から神経活動を計測する技術も開発しました。 電気生理学、多光子イメージング、発光に基づいた神経活動計測技術、遺伝学、行動実験、モデリングを組み合わせることで、 様々な行動を支える神経メカニズムを、細胞、シナプス、回路レベルで包括的に解明できる可能性があると考えます。

理研CBSには、脳科学の分野で活動する研究室が40ほどあり、学際的・統合的アプローチを取っています。 20パーセント以上の研究員は外国籍であり、全てのセミナーは英語で行われます。招待演者によるセミナー、 各研究室の代表者が研究紹介をするランチョンセミナー、そして毎年のリトリートと、同僚と交流する機会が豊富にあります。 また、CBSは、サマープログラムや脳科学塾の開催を通して、若手研究者の研鑽の場を設けることに尽力しています。 このような環境で研究することにご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

博士研究員としての参加

博士号取得者または着任までに取得見込みの方で、当チームの研究テーマに強く共鳴される方を募集します。 電気生理学、イメージング、認知・システム神経科学、分子生物学、遺伝学のいずれかに精通している方を歓迎します。 工学・物理学のバックグラウンドを持つ方も歓迎致します。なお、理化学研究所は、日本学術振興会や他の財団によりサポートを受けるフェローの受入機関になることが出来ます。

大学院生としての参加

1. 大学院生リサーチ・アソシエイト制度を通しての参加

大学院博士課程に在籍する若手研究人材を非常勤として理研に採用し、理研の研究者と共に研究行う機会を設けています。 対象者は理研と連携協定を締結し教育・研究協力を行っている大学院の在籍者、及び理研と共同研究を実施している大学院の在籍者です。 詳しくはこちらのサイトをご覧ください。


2. 東京大学大学院総合文化研究科への入学

当チームのチームリーダーは、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系の客員准教授を兼任しています。 東京大学大学院へ入学し、修士・博士のいずれの過程からも当チームに所属し、研究活動を行うことが出来ます。 詳しくはこちらのサイトをご覧ください。